背景画像
TOPICS

台風19号ボランティアに小澤総業のコンクリートポンプ車が大活躍!

2019.12.26
  • お知らせ

■ 2019年、小澤総業をふりかえって

コンクリートポンプ車台数都内No.1!
西東京日の出町から全国の生コンとコンクリートポンプ車の手配、
基礎屋さんの作業サポートまで手厚いコンクリート圧送工事、コンクリート打設工事を手掛けている小澤総業です。
年の瀬、おかげさまで、クリスマスに子どもたちとケーキを囲み楽しんだ社員も多いのですが、2019年は、台風19号が各地で大きな被害をもたらした大変な年でもありました。
まだまだ、復旧までに時間のかかる地域もたくさんあります。
被災された方々には、心よりお見舞い申し上げます。

■ 台風19号の被災地域からのSOS!コンクリートポンプ車で現場に急行!

台風19号の翌朝に見た、台風被害の映像、ニュースには言葉を失いました。
なかでも、いつも仕事で通っている多摩川堤防沿いの一帯が冠水している様子には、こころが痛み、何かできないかと突き動かされる思いでした。
被害地域の近隣の業者さんから、「川崎市側の一部の地域は、約1メートルも浸水し、しかも水が引く気配がない」「困りはててる」とご連絡いただきました。
多摩川と支流の川に挟まれた低地なので、両岸から越水し、どこにも水の逃げ場がないそうです。
SOSを受けたのが日曜でしたので、社長に電話でボランティアに向かいたい旨を伝えたところ、即断即決で諒承が出ました。社員に声をかけコンクリートポンプ車4台で、川崎市高津区溝口6丁目付近の現場に急行しました。

■ 川のなかに家が浮いているようで、言葉を失いました

川崎市高津区に一同で到着したのは昼頃。午後になっても地面から約70~80センチの高さまで冠水している状況でした。
浸水した一角は、私有地のため行政の救助の手がまわらず、住民の方がバケツや水中ポンプを使って排水作業されていました。とにかく水の量に対して、設備も人手も足りず、朝から作業しても10数センチしか排水できず、孤立しています。
なかでも、ある住宅の地下駐車場は、溜まった水で車体が持ち上げられ、浮いた車が天井についていました。車庫の天井近くまで水が押し寄せていたのです。

■ 「逆転」の発想で、多摩川の氾濫地域を水からすくいだす!

想像したより大変な状況に驚きながら、素早く作業を進め、13時には排水をはじめました。
通常は、コンクリートポンプ車は、車両の後部にあるホッパーに生コンクリートを投入し、車体のドラムを回転させてホースの先から、生コンクリートを外へ押し出します。
このドラムを通常とは「逆回転」させることで、チューブの先で吸水し、ポンプ車の後部へと水を送り出す作戦です。
ポンプ車3台を住宅地に、1台を住宅の地下駐車場に配置。配管でチューブを延長し、水抜き作業の開始です。
長年ポンプ車を操縦している社員も、ポンプ車のドラムを逆回転して排水させるのは、実のところ、初めての試みです。できるはずですが、うまくいくとは断言できませんでした。実際に排水できたときには、周囲から「おおっ」と小さく歓声がもれました。
どんどん排水作業を続け、ポンプ車で抜ける限りの排水ができたのは、夕方、辺りが暗くなるころでした。台風の翌日に、この地域だけでも排水作業が完了でき、一同ホッとしました。安心していただけて、本当によかったです。

後日お礼のはがきを頂戴しました。浸水後の大変な中、お気遣いいただきありがとうございました。

■ 2020年も小澤総業は社員一丸でがんばっていきます!

それにしても、ポンプ車4台だけで、これだけお役に立てるとは思いませんでした。
常識破りの方法かもしれませんが、 私たちができることには何でも挑戦していきたい、今後も協力させて頂きたいと思っております。
ふだんの建設業の現場経験、取り組みを活かして、災害で困っている方々のお手伝いができるのではないか、一年をふり返って、良い経験をさせていただいたなと感謝しています。
大きなことを言うようですが、小澤総業は、本業でもそれ以外でも、社員が本気でやりがいを感じて楽しめる会社であり続けたいと考えています。
来たる2020年も、皆で少しでも明るくできればと心より願っております。

CONTACTお問い合わせ

コンクリート打設工事・生コン販売・コンクリートポンプ車手配に関するお問い合わせなど、コンクリートポンプ車保有台数東京No.1の小澤総業までお気軽にご相談ください。

小澤総業株式会社