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コンクリートポンプ車保有台数都内一!小澤総業の発展の裏にはこんな物語があった!

2020.01.30
  • コラム

■ 公庫から300万円の融資。それが始まりだった

コンクリートポンプ車台数都内No.1!
西東京日の出町から全国の生コンとコンクリートポンプ車の手配、
基礎屋さんの作業サポートまで手厚いコンクリート圧送工事、コンクリート打設工事を手掛けている小澤総業です。
弊社は2007年の創業以来着実に成長を続け、今では都内一のコンクリートポンプ車を保有するまでとなりました。社員数たった1人、ポンプ車たった1台から始まった小澤総業。挑戦と失敗を繰り返しながらの成長の裏には、数々の物語がありました。今回は創業者であり取締役会長でもある小澤辰矢に、現在に至るまでの道のりを聞いてみました!
―会社を興す前は、他のコンクリート圧送業の会社にいらしたのですよね。どうして自分で始めようと思ったのですか?
社員として働いていて思うところがいろいろあったんだよね。不満というより意見と言った方がいいのかな。今になって思うのは、それが社員目線で見た待遇的は部分ではなく経営的な部分だったということ。とにかく会社のやり方にムダが多いなと感じていた。「自分だったらこうやるのに」「こうすればもっと儲かるんじゃないかな」とか。結局、会社が儲からないと社員の給料にも反映されないのだけど、かといって自分は経営に対して入っていける立場ではなかったしね。でも、そんなことを同僚としゃべっていたら「だったら、自分でやればいいじゃん」って言われて、それで会社を始めたというわけです。
―決断が早いですね!でも開業には資金も必要ですよね。どうやって工面したのですか?
商工会議所からの斡旋を受けて国民生活金融公庫からかりた。創業支援制度があって300万円融資してもらってそれを頭金にしてローンを組んで、ポンプ車一台を買って。新車だったから1600万円くらいしたかな。最初はたった1台でもちろん自分1人。幸い仕事は最初からたくさんあったので、すぐに手一杯になってしまった。だから3カ月目でもう1台を調達し、社員も採ることにしたんだ。

■ 3カ月目にして2台目を購入。そして初めての社員

―3カ月目にしてもう1台!新たに購入したということですよね。
そう。さすがにもう1台買う資金はなかったから全額借りたよ。でも開業3カ月目で会社としての実績もないからどうやって借りようか散々模索して、その時のお客さんでたまたま銀行に顔が利く人がいたから紹介してもらったね。
最終的には保証人を4人たてるという事を思いついて、ようやく借りることができた。その当時は排ガス規制が厳しくて、中古車を買うことができなかったから、中古のコンクリートポンプ車の排出する排気ガスの量が規定オーバーだったんだよね。そんなわけで新車を買うしかなかったんだ。また1600万(笑)
―そして初めての社員を採ったのですよね
そう。車だけ増やしてもしょうがないからね。東京土建という組合に入っていたので、そこからの紹介で人を採用して。彼は未経験だったけどまったく不安はなかったかな。今思うと記念すべき社員第一号だね。

■ 返済期日は絶対に守る。それが信用に繋がる

―そこから、どんなペースで台数を増やしていったのですか?
すぐにさらに1台増やしたので、1年目で3台になったね。その後は年に2~3台のペースで増やしていっているかな。もちろん毎回お金を借りて購入しているわけだけど、今まで返済は一回も遅れたことはない!返済期日だけは絶対に守っているよ。会社としての信用に直結するし、返済を延滞することの恐ろしさに関しては人一倍知っているからね。
―最初の1台はともかくとして、保証人を4人立てての2台目の購入あたりからすごいことになってますね。普通だったらあきらめるところだと思います。
どうなんだろうね。“無理”とか“あきらめる”とか、あんまり頭にないかもね。最初にこうしたい、こうなりたいっていう願望があって、それから何とかならないかなって。そして最終的には何とかなってしまうパターン。一般的な思考回路ではないかもね。

■ 数々の失敗から学んだこと

―ずっと順調に発展をしてきたのですか?行き詰ったことや壁に直面してことはありますか?
もちろん。いいことばかりじゃないよ。むしろ失敗ばかりだと思う。会社を始めたころは自分も若かったから、相手の立場や気持ちなどを考える余裕がなかったよね。自分は若くして社長だったけど社員はみんな年上だったし、配慮に欠けていた部分はあると思う。それに会社がどんどん大きくなっていって、自分もポンプ車に乗らなくなったからダラけてきちゃったのかな。そういうところを社員に見られてしまったから彼らも士気が落ちるよね。給料をちゃんとあげていれば大丈夫だろうと思っていたけれど、そうじゃなかったんだよね。社員が一度にたくさん辞めてしまったこともあったし、危機はいっぱいあったよ。そういう時期を経て今があるんだよね。自分の年齢もちょうど中間くらいになったのかな。上にも下にも人がいる感じ。昨年社長職を譲ったし、今は自分が人一倍現場に出て、一緒になって働いているよ。
―紆余曲折を経て、今や大所帯となった小澤総業。こんなに大きな会社になるって思ってました?
まったく予想してなかったね。想定外。単純に社員を増やして楽しい会社にしていきたいなって思ってたけどね。でも、楽しい会社っているのは今も一貫して持っている企業理念でもあるかな。一日の何時間も仕事に費やすわけだから、そこが楽しくないと人生そのものが楽しくなくなってしまうからね。

■ 発展の理由は、常識を疑うことから

―小澤総業がここまで発展できたのはなぜだと思います?
いくつかの理由があると思う。まず、サービスの品質が圧倒的に他と比べて良かったこと。台数を保有しているから急な依頼や遠くの現場にも対応できる。また、弊社では生コンクリートの手配もやっているから、生コンクリートとポンプ車の手配が一度にできるのは、お客様にとっても助かるんじゃないかな。
あとは、他でやっていないことにチャレンジしていること。例えば、うちではコンクリート圧送工事で使用する消耗品などを独自に開発しちゃっているよね。「これは使いにくいな」「もっと丈夫なのがほしいな」と思ったら、こっちでつくっちゃう。圧送で使う消耗品は選択肢が少なく、しかも高かったので状況を変えたかった。業界の常識を疑いそれが不自然だったり不自由なものだったりしたら改善すべきだと思う。そういうスタンスがよかったのかな。
営業的なことに関しては、ほとんどが紹介だね。本当にこれはありがたいことなんだけど、お客様からの紹介でどんどん仕事が広がってきたよね。それは技術やサービスが認められたってことだから、こっちとしても嬉しいよね。
―アイディアを行動に移すには相当なエネルギーがいるかと思うのですが、それをさらりと語ってしまうところがすごいです。ところで現在は1日に何現場ぐらいこなしているのですか?
1日に50現場くらいは出ているかな。1カ月の稼働日が25日くらいだから、1カ月で1250現場という計算になるね。社員30人、ポンプ車30台で回しているよ。

■ 目指せ100台!目指せ関東制覇!

―1250現場!!!あらためて小澤総業の体力を感じます。今後も社員や台数は増えていくのですか?
目標としては100台だね。今でも東京一の保有台数だけど、100台になったらもっと対応可能な現場が増えるしね。事業所は全国に広げようとは考えてなくて、関東を中心にもういくつか増やしてもいいかな。関東制覇が目標だね。
・・・
2007年の創業から今までを振り返って「あんなこともあったなぁ」と振り返る小澤社長。明るくポジティブでダイナミックに行動する社長ですが、人一倍気遣いや思いやりがあり、陰ではいつも社員が楽しく働ける環境を模索しています。このまま発展を続け、保有台数が100台になる日もそう遠くはないでしょう。今日はありがとうございました。

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